tsuki.s

2025/06/11 23:41



鳥の声。

時計より早い目覚め、忍びのごとく速やかに身支度し、そっと扉を開け鍵を閉める。

そして、早朝のひっそりと澄んだ空気の中、ゆっくりと歩き出します。

もう数十年続いている、この早朝歩き。


それは我が家の幸福の源であった愛犬を亡くした喪失感から始まりました。

存在の耐えきれない愛おしさ... あふれる涙の洪水の中、出した答えは、悲しみを乗り越えるには、忘れるのではなく、涙が無くなるまで過ぎ去ったその想い出に寄り添いながら、いつものように朝の道を歩こう!と決めました。


そして春の桜の季節が終わり、初夏のみずみずしい紫陽花が色ずく頃には、切なく愛しい時間も、早足で歩く私の朝の楽しい時間に変わっていました。

神社の小道、テニスコート、サッカー場、レトロな遊具がある公園、そして清々しい河沿い、いつもの道を歩きながら、発想を巡らせます。

今日がはじまる少し穏やかな朝の気分、そんな寛大な心のスペースに、今朝はどんな気づきや、季節の小さなメッセージが届くのかな。


私は、こんな日々の継続がスクロールとなり、その中のたくさんのアイデアが心が喜ぶ、そして “わたしに寄り添う服”につながると思っています。

梅雨のむこうには、長くて暑い夏が待っています。

tsuki.sの涼しい夏のアイテムをインスタグラムにてご紹介してまいりますので、ぜひ、ご覧ください。


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