2023/01/24 15:37
企画では使用する素材を探して、色やデザインを考え、ニットは末永が仕様書を細かく書き起こし、カットソーでは私がパターンを描いたり、外部の方にパターン作成をお願いしたりします。外部とは言ってもtsuk.sと付き合いが長く、どういうもの作りをしているかということも理解している方なので、安心してお願いしています。けれど、時として言葉にならないようなニュアンスの部分で伝わらないこともあるので、モノを伝えるというのは難しいなと感じます。
芸事でも物作りでも師匠と弟子という関係で師匠の技は見て盗むと言いますが、ソレも言葉にならないようなニュアンスの部分なのかなと思います。例えば踊りであったなら、足の運び方や目線の動き、先生と身長や体型が違うから同じに動いてるつもりでも同じように見えない部分を消化していくのが自分のモノにすることなのかなと思います。服作りも似ているところがあると感じます。いくら具体的にサイズを出しても素材感や細かい仕様で見え方が変わってしまうので、イメージを大切にしつついかに素材に合ったニュアンスをパターンに落とし込むかということです。
tsuki.sで私と末永との企画の打ち合わせで大切にしているのは、具体的な細かいサイズなどよりも、どういう場面でどういう季節に着たいどんなニュアンスの服なのかを末永とイメージが同じになるように話し合うことです。
そのようにして作ってきた夏物の商品があがってきました。春の先取りを感じられるような商品を少しづつECサイトで紹介していこうかなと考えています。2月上旬から少しづつ展開していく予定です。