2022/11/18 20:53
いまちょうど冬になりつつある季節ですが、わたしたちは来年の冬の企画をはじめているところです。つい最近まで薄めのカットソーやシャツを着ていたりしていたので、「次の冬に着たいもの」といってもなかなか難しいところがあります。けれど末永と話しているのは次のシーズンは着ていて気持ちが「あがる」服にしたいねということです。便利だったり、定番として必要な服もコレクションの骨組みとして重要なのですが、身に付けるとそれだけでワクワクするような嬉しい気持ちになる服を考えたいという気持ちがあります。近頃は無地でシンプルな服の感じが気分としてずっと続いていたので、それの反動もあるかもしれません。
「モノを作る」というのはゼロの状態をまずイチにする作業が一番大変です。イチにするために今まで経験した見たり聞いたり、触れたり感じたりしたことを記憶から引き出して、混ぜ合わせたり、並べたり、足したり引いたりして、tsuki.sらしくそれでいて新鮮さのあるイメージを作り出していかなくてはならないからです。
それを作り出す栄養となるものは旅行先で出会ったタイルの柄だったり、レストランのソファーの色だったり、写真集の１ページだったり、好奇心をもってアンテナを張り巡らして吸収していったことがアウトプットに必要なんだなと改めて感じます。
でもこうしてまだ形にならないような状態だけど、なんだか可愛いものができそうという予感を感じながらモノ作りを進めているときは、一番ワクワクします。
